さらに一歩進む
「百尺竿頭進一歩」(ひゃくしゃくかんとうにいっぽをすすむ)があります。
百尺とは、長さ。およそ30mほどの長さです。
竿は、物干しなどに使う、さおです。30mほどの竿の先にいても、さらに一歩を進めよ、ということです。
具体的な30mの竿を言っているのではなく、百尺ほどの境地まで達しているが、そこで終わりではなくさらに精進して、先へ進めという修行の戒めを表しています。
ああ、やり終えた。これで、満足だ。
と思ったら、その先にさらに進むことを意識しないとなぜか、人は、退歩を始めてしまうのです。
もちろん休憩も必要です。
いろいろが調ったらさらに前に進みましょう。
次のステージが待っています。
どこまで行っても、その先のステージがあるんですね。
人に伝える、人の見本になるというステージも待っています。
もうこれでいい、ということは、ないのかもしれません。
死ぬまで成長です。