明珠在掌(みょうじゅざいしょう)
明珠在掌(みょうじゅざいしょう)という言葉があります
明珠とは仏性をいいます
仏性とは、だれもが生まれながらに持っている仏の心です
仏性は、外にあるのではなく
手のひらにすでにあるのだということを
この言葉は言っています
宝物を探しに外ばかりに目を向けてしまいます
ですが、すでに誰もが持っているのです
自分が持っている宝物に気づいて
磨いていくことが大切なのだけれど
どうしても外に目が向いてしまいます
禅の教えを説いた「碧巌録」に納められています