経蔵と輪蔵
この寺は2度火災に遭ったというお話をしました。
1度目が寛政、2度目が明治、もしかしたらその前にもあったかもしれませんけれども、寛政の火災の後で建てたのが、現在の経蔵です。
経蔵というのはお経の蔵で、ここにはお経が収まっています。
これは「一切経」というもので、仏教にはたくさんのお経がありますけれども、そのすべてがここに収まっているというふうに言われていて、全部で1,460巻あります。
経蔵が載せられているのが輪蔵で、これは江戸時代のものがそのまま残っています。
輪蔵は回るので、お参りに来ていただいた方はぜひ回してみてください。
回すことによって、このお経をすべて読んだのと同じ、大変ありがたい御利益をいただけます。