慈眼寺のお地蔵様

観音様と同じぐらい、いや、もっと多くの辻々に立っている仏様がお地蔵様です。

仏様には阿弥陀仏や釈迦牟尼仏、あるいは阿弥陀如来や薬師如来などがあります。

それから菩薩は観音菩薩、勢至菩薩、地蔵菩薩、明王は不動明王、烏枢沙摩明王、天は荼枳尼天、歓喜天、毘沙門天があります。

そして、それぞれがいろいろな形をしています。

 

しかし、お地蔵様というのは大体お坊さんの格好をしています。

お坊さんが町の角々に立って、多くの人を如来様に代わって救ってくださるというのがお地蔵様でございます

 

実は慈眼寺のお地蔵様は三代目です。

実はこのお地蔵様は、もともと別の場所にありました。

 

西武秩父駅のもう少し先の方に、今はもう流れてないのですが、地蔵川という川がありました。

私の父親が子どものころは、地蔵川はまだ流れていたそうですが、その地蔵川のほとりにあったのです。

 

慈眼寺のお地蔵様にはいろいろな言われがございます。

時代は定かではありませんが、疫病がはやり、たくさんの子どもたちが亡くなったそうです。

ですから、子どもたちの感染がこれ以上広がないようにということで、お地蔵様を川のたもとにお祀りしたのが、このお地蔵様の始まりだと言われております。

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