秩父札所十三番住職 南泉和尚

南泉和尚のブログ

秩父十三番補陀所

2022年3月14日

慈眼寺の山門を西武秩父駅の方に進みますと、秩父十三番補陀所(ほだしょ)という碑があります。

これは昭和5年の総開帳を記念して建てたものです。

 

「『札』と『補陀』にはどういう違いがあるんですか?」という質問をよくいただきます。

補陀所というのは「観音様がいるところ」という意味で、観音様がいる山を「プータラク」と言います。

その音が漢字に訳されて「補陀落(ほだらく)」となりました。

それで「札」という字と同時に「補陀」を使っているわけです。

 

「補陀落山」という山号の付いた札所のお寺は、百観音の中にもいくつもあります。

中国には本当に補陀落山がありまして、そこは中国の観音信仰にとっての聖地になっております。

秩父札所連合会でも私の先々代の会長の時に参拝をしています。

 

そこは島になっていて対岸から船が出ないと渡れないのですが、1回目には船が出ませんでした。

2回目にようやく渡ることができ、お参りをすることができたのです。

 

日本の中国地方にも中国三十三ヶ所というものがありまして、ここにもまた大きなお寺がたくさんあります。

そこが中国の観音霊場や札所と姉妹提携をして、お互いに観音信仰を高めていこうという活動をしております。

 

観音様というのは慈悲でございますので、人々の苦しみを取り除いて楽しみを与える存在です。

新型コロナウイルスで心が動揺してしまうことがあるでしょう。

そんな時には、ぜひ「南無観世音菩薩(なむかんぜおんぼさつ)」と手を合わせていただいて、心を静めてください。

観音様のお力があなたに届くと信じております。