南泉一文字「心」

心というのはどこにあるのでしょうか。

「心が痛い」と言って頭を押さえる人はいません。

「心が痛い」と言うと、皆さんは胸を押さえます。

 

心はどこにあるのか、それは私にもまだ分かりません。

もしかしたら、自分を取り巻く全部が心なのかもしれないと最近は思っています。

 

心というのはふらふらしている状態なのです。

「昨日と言っていることが違うじゃないか」と感じるのも心ですけれども、そのように動き回っているわけです。

 

漢字というのは面白いですね。

動いている状態が「心」なのですけれども、ここにくさびを入れると「必」になるのです。

漢字の先生である白川静さんの方を読んで、これから皆さんに私が学んだことを伝えていきたいなと思います。

 

心はふらふらしているけれども、くさびを入れると「必」になるというお話でした。

しかし、揺れている心も大事なのです。

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