山門
今回は、お寺のお参りの仕方というか「こうした方がいいよ」ということをお話しします。
まずは山門です。
これは「山の門」とも「三つの門」とも書きますが、三解脱門(さんげだつもん)というふうにも言われています。
お寺に着いたら山門から入っていくのですけれども、お参りする時にはどこをどういうふうに通ればいいのでしょうか?
正確に言うと、真ん中から入れるのはここの住職だけなのです。
実は左側から入るのです。
また、門をまたぐ時は門に足を掛けずに左足から入ります。
出る時も同じように向かって左側から出ることになります。
ちなみに、慈眼寺の門にはスロープが付いています。
もう1つ面白い話をご紹介します。
山門の正面には、大きな中心になるお堂がありますが、これは平行ではありません。
山門の角度とお堂の角度は、少しずれているのです。
中心も少しずれています。
実は、山門の真ん中とお堂の真ん中をそろえて建ててもいいのは、大本山だけなのです。
あとはみんなずらしているのです。