秩父札所十三番住職 南泉和尚

南泉和尚のブログ

日本百観音

2021年10月5日

今回は、経蔵の中にお祀りされている2体の仏様、聖観音様と阿弥陀様についてお話をします。

慈眼寺の阿弥陀様は、実は江戸時代からある阿弥陀様です。

その中に古文書が入っていまして、ここには江戸の大仏師が彫ったという記録が残っています。

 

では、なぜ曹洞宗なのに阿弥陀様があるのでしょうか?

阿弥陀様というのは浄土宗のご本尊様ですから、「曹洞宗はお釈迦様じゃないか?」と、宗派に詳しい方は疑問に思われたかもしれません。

しかも、慈眼寺にはもう1つ薬師如来もあるのです。

 

阿弥陀様は西方浄土、西の国、つまり西国三十三箇所を表しています。

薬師様は東方、東の国、つまり坂東を表しています。

西国を阿弥陀様、坂東を薬師様、そして秩父を観音様ということで、実はこれで日本百観音を表しているのです。