ブレている自分を受け止めよう
皆さんよく「ブレない心を持ちたい」と言います。
目標を決めてずっと突き進んでいって、その目標を達成したことで「俺はブレない心になるんだ」と思っても、そのようなことはできません。
そもそもブレまくるのが自然なのです。
「ブレない心にしよう」ということ自体、無理しているのです。
無理すると疲れてしまって、結果的に心が病んでいくわけです。
ブレていることが平常なのですから、ブレていてもいいのです。
うまくいくとか、うまくいかないというのは結果なのですから、どうだっていいのです。
失敗すると「ダメだ」なんて、誰が決めているのですか?
失敗って一体何ですか?
それは第3者が決めている、ただの基準だったりするわけです。
50年前の基準と今の基準は違うのですから、同じ物差しを当てたところで、全然正しくありません。
ブレている自分そのものを「それでいいんだ」と受け止めてしまうことです。
今は、目的と目標が強く求められすぎています。
私も「この目標に向かって、この目的に向かって、こういうアクションを起こすんだ」と盛んに言われて、「ああ、そうだ、その通りだ」と思って取り組んでいたこともあります。
目的や目標を大きく定める必要はありません。
目的や目標を定めないで、ただやるのです。
もちろん、動けば結果は起こります。
しかし、それにも左右されないということが大事なのです。