仏教 改めて思ったこと

つくづく「仏教って面白いな」と思っています。

 

皆さんの生活に生かすことができる、人生を豊かにすることができるのが仏教だなと私は考えています。

仏教を生活の一部に取り入れて、お釈迦様の教えに従った時間を持つということで、毎日が本当に豊かになっていくなということを感じているのです。

 

豊かというのは財力の豊かさではありません。

少しずつだけれども、時間の使い方も変わるし、人との接し方も変わるし、考え方も変わっていく、そういうことを感じています。

 

仏教は、変わり続ける世の中が多くのものと絡まり合いながら存在している中で、「日々をどう生きていけばいいのか」という教えなのです。

「世の中は一切苦」だと言っている、ではその苦しみはどうして起こるのかということをたどっていくわけです。

そして坐禅をしたり、習慣や言葉、毎日の行動を変えていくことで、結果的にどんどん変わっていきます。

 

そうすることによって、「ははあ、この世の中というのは、本当はありのままで、今私たちが生きている瞬間瞬間が涅槃なんだ」、つまり「幸福の中にすでにいるんだ」というふうに受け止められるようになりつつあるのだなと思っています。

 

幸せを探し求めているということは、それが自分の外にあると思っているわけです。

しかし、たとえ一切行苦であってもそれをそのまま受け止めて、「そういう中にいるんだ。命そのものがありがたいな」というふうに感じられる時が来る、そういうことを仏教は教えてくれています。

 

命の大切さになかなか気付かない生活から、「いや、そうじゃないよ。本当は毎日がハッピーなんだよ」というような、気付きのある生活に橋渡しをしてくれているのが、仏教なのではないかなというふうに私は受け止めています。

 

お寺というのは多くの人が出入りする場所です。

多くの人にほんの少しでもいいからお釈迦様、仏様の教えが広まればいいなと感じております。

慈眼寺という田舎の小さなお寺だからこそできる、住む人も訪れる人も幸せを感じられるような、笑顔を感じられるような、そういうお寺にしていきたいなというふうに考えています。

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