住職とFIFAワールドカップ2022

皆さん、ワールドカップのドイツ戦をご覧になりましたか?

うちの母親は95歳なのですけれども、実はサッカーが好きで、あの生中継をずっと見ていたそうです。

後半に2点入れて日本が勝ったということで、95歳のお婆さんが喜んでおりました。

 

私は、いつもなら深い眠りの中にいる時間帯なのですけれども、ふと目を覚ますと、妻が前半戦を見ながら叫んでいました(笑)。

妻は後半戦が始まる前に寝てしまったので、今度は私が叫ぶことになってしまったわけです。

 

長友選手の「出ている選手だけじゃダメなんだ。ベンチにいる人も一緒になっていなくてはダメなんだ」という言葉を聞いて思い出したことがありました。

ロサンゼルスオリンピックで女子バスケットボール選手のメンタルコーチをしていた、白石さんという人の話を聞いたことがあるのですが、同じ代表選手であっても、その意識というのは違うそうです。

 

ずっとスタメンに入っている人は、「勝ちにいく」と思うわけですが、オリンピックやワールドカップのメンバーになることが目標という人もいるわけです。

つまり、目指しているところが全然違うのです。

長友はワールドカップ4回目ですから、そういうことが分かっていたのです。

 

コートに立つ選手だけではなく、みんなも一緒になって「勝ちにいくんだ」という意思を持てるチームが強いんだと、先ほどの白石さんというメンタルコーチが言っていましたけれども、今回のワールドカップの日本チームからはそういう思いを感じることができました。

 

実は、私も高校生の時にバレーボールをやっていたのです。

その時はAチームというスタメンを中心にしたチーム、Bチームという補欠のチームに分かれていましたが、監督からは「ベンチが強いチームは強い。だから、BチームがAチームを負かすようにならなくてはダメだ」とよく言われていました。

ですから、練習の時からお互い真剣に闘っていたのです。

 

さらに森保監督が、みんなが歴史的な勝利だと盛り上がっている時に「一喜一憂するな」と、その気持ちを冷静にさせようとしていたベンチワークにも感心しました。

勝負そのものよりも、チームが一体となって向かっていくという、その強さに注目した次第です。

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