秩父札所十三番住職 南泉和尚

南泉和尚のブログ

特別御朱印を制作中です

2022年6月13日

秩父には、観音様をお祀りする札所、秩父札所三十四箇所という霊場があります。

今回訪れた常楽寺もその1つとなります。

これは文暦元年、1234年に創設されたと言われていまして、江戸時代からそれを守ってきました。

 

常楽寺の御本尊様の後ろには厨子(ずし)があります。

厨子というのは仏様や仏菩薩が納まっているケースのようなものですが、普段はこの厨子の扉は閉じています。

厨子に入っていない観音様の場合も、御簾(みす)が閉じています。

 

普段は御本尊様のお顔を拝むことはできません。

厨子の前に立っている御本尊様、これを「御前立(おまえだち)の御本尊様」と申しまして、普段はこちらをお参りしていただきます。

 

この厨子の扉や御簾が開く時があるのです。

秩父の場合は、午年に御開帳を行います。

三十四箇所、すべての札所が午年の総開帳ということで扉を開けるのです。

 

江戸時代の総開帳の記録が残っているのですけれども、1ヶ月で6万人が今の一番さんの側の土地や地域に宿泊したという記録が残っています。

このことをNHKの取材の方に話すと、NHKの方がいろいろ調べてくれました。

そうしたら、正確には6万人ではなく約4万人ということだったのですけれども、四国よりも多かったそうです。

 

四国・西国・坂東・秩父といういろいろな霊場がある中で、江戸時代のその一時期は、この秩父のお参りが一番多かったという記録が残っているわけです。

「御開帳のご縁というのはすごいな」と思っております。

 

最近では平成14年に御開帳しまして、その時もたくさんの方が全国から見えました。

本当に大勢の方にお参りをしていただいたのですけれども、次は令和8年です。

今は令和4年ですから、瞬きしたらもうすぐに令和8年になってしまいます。

 

今、秩父の札所、お寺さんが集まって札所連合会というものをやっているのですけれども、そこでもやはり「観音様のお力をできる限り多くの人に知ってもらおう」「お参りに来てもらおう」ということで、総開帳に向けて下準備をしているところです。

 

今、御朱印を求める人がとても増えてきていて、「御朱印」というキーワードで検索している人がものすごく多いのです。

私たちが伝統的に受け継いできていた御朱印というのは、真ん中に御本尊様の名前、右側に山号、左側にお寺の名前を書いて、真ん中に三宝印、右側に何番という判子、下にお寺の判子を押すということが決まっています。

 

徳道上人が御朱印を閻魔様から授かって、花山法皇それを広めた時から、ずっとそうなのです。

ですから、それを変えるという発想がなかったのです。

ところが、最近ではどんどん新しい御朱印が出てきまして、デザインを施したかわいい、あるいはきれいな御朱印が広まってきています。

 

ここ秩父の十三番でも、薬師如来の十二神将をあしらった特別な御朱印をお配りしておりますけれども、今回のものは少し違います。

秩父の札所のことをもっと知ってもらいたい、そして令和8年に向けてご功徳がもっと広がるようにということを期して、新しくデザインした特別な御朱印をお配りすることにしました。

しかも、ありがたいことに観音様と薬師様の2種類を準備しています。

 

いつからこの特別な御朱印を皆さんにお届けできるのか、それはしばらくお待ちください。

皆さんご興味がおありでしたら、ぜひ下記YouTubeチャンネルをご登録ください。

【YouTubeチャンネル】秩父札所十三番慈眼寺・十一番常楽寺/南泉和尚
https://www.youtube.com/c/13banjigenji