【仏教超入門】三帰依文(さんきえもん)を唱えましょう

手を合わせて三帰依文(さんきえもん)、「南無帰依仏(なむきえぶつ)、南無帰依法(なむきえほう)、南無帰依僧(なむきえそう)」と唱えることをぜひ習慣にしていきましょう。

三帰依文を唱える

皆さんに少しでも仏教が分かるようにということで「仏教超入門」を始めました。

最初は「南無帰依仏(なむきえぶつ)、南無帰依法(なむきえほう)、南無帰依僧(なむきえそう)」という仏法僧を解説しようと考えていたのです。

しかし、そうするとまた分からなくなってしまうのではないかなとも思ったわけです。

ですから、意味が分かる、分からないにかかわらず、誰にでもできる簡単なことをやり続けようということにしました。

幼稚園でも唱えられている「三帰依文」

今年の4月8日、お釈迦様の誕生日に、秩父こども園の入園式がありました。

3歳で入園したばかりの子はお母さんたちと一緒に、そして5歳児の年長さんは迎え入れる側として式に参列しています。

その時に園長先生が「手を合わせてください」と言うと、子どもたちはみんな「はい」と返事をして手を合わせます。

そして園長が「三帰依文」と唱えると、子どもたちは「南無帰依仏、南無帰依法、南無帰依僧」と唱えます。

年長さんにとって、これは習慣化されていますから、何の疑問もなく唱えるわけです。

保護者はそうではありませんから、初めての人は「子どもたちが何か言ってるぞ」と戸惑ってしまいます。

それを見た園長が「ははあ、子どもたちは手を合わせる機会が多いけど、大人は手を合わせる機会が少ないんだな。今は手を合わせることが少なくなっちゃったんだな」と感じたのだそうです。

私はそれを聞いて、これまでは「どうやって分かりやすく仏教を皆さんにお伝えしようか」と苦心していたわけですけれども、「仏法僧がどうの」と解説するよりも、まずは誰もができる簡単なことをずっとやり続けようと思ったわけです。

一緒に三帰依文を唱えてみませんか?

道元禅師は「仏法僧の三宝が身に着けば、それで仏道は完成するんだ」とまで言っています。

まずは手を合わせること、これが入り口から最後の最後まで、全てにおいて大切なことなのです。

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