秩父札所十三番住職 南泉和尚

南泉和尚のブログ

観世音菩薩にお任せしましょう

2021年9月5日

例えば「病気が治るように」とか「事業がうまくいきますように」とか、要するに「何々をしてほしい」「何々してください」というお願いすることがよくあります。

実は、それはあまり正しくありません。
願い事も含めて、全部任せることが大事なのです。

「オン アロリキャ ソワカ」「南無観世音菩薩」でいいのです。

 

観世音菩薩というのは修行中の方で、「救いますよ」という行をしているわけです。
ですから、私たちは「こうしてください」などと言わず、任せればいいのです。

自ら進んで、「あなたを助けますよ」と言っているのですから、「じゃあ、お任せします」でいいわけです。

その「お任せします」という気持ちが「南無」ということになります。

つまり、自分を捨てきるということが大事なわけです。

 

ただ、どうしても私たちは欲望の塊ですから、「あれを食べたい、こうしたい、もう寝たい」などと思うことが、当然あります。

そういう時には、一旦そんな気持ちをかなぐり捨てて「南無観世音菩薩」と唱える、それでいいのです。