2度の火事
今回は、慈眼寺の歴史や建物についてご紹介します。
慈眼寺は1486年にできましたが、それまでは小さな観音堂を守っていたのです。
地域の人たちが集まって、そこで小さな観音様をお祀りしていました。
寛政の年代に火事に遭いましたが、その時に記録によると間口7間、奥行き7間の相当大きな御堂だったようです。
それを全隆興道さんという方が、江戸に出て寄進を募り、多くの方のお力をいただいて御堂を建て直しました。
しかし、明治11年にその御堂も焼けてしまいました。
その後にできたのが現在の御堂です。
明治11年に火事に遭い、明治33年に棟が上がったということで、つまり22年もかかっています。
国宝のお寺でも修復にかけるのは10年ぐらいですが、それが22年もかかっているのです。
それには2つの理由があるのですが、それは次回お話しします。