井戸を掘り続ける人

高校の時の恩師が、よく言っていました。

「井戸掘りて、あと三寸で出る水を

掘らぬにやめる 人の儚さ」

 

井戸が出るまで井戸を掘り続けるのです。いつ水が出るか分からないが、出るまで掘り続けます。

ですが、掘るという作業はとても体力気力が伴うので、途中で「ま、いいや!」って自分に言い訳をして止めてしまう人がほとんどです。

止めてしまえば、水は出ることはありません。

結局、自分の井戸を掘り続けることなんですよね。

 

次は、田口トモロオさんの言葉です。

 

「何かを諦めながら、猛烈な努力をして

自分という井戸を掘り続けた人たちっていうのが

ぼくが描いている『かっこいい俳優』のイメージです」

 

 

田口さんは、俳優のことを言っているけど

誰にでも、どんな職業にでも、また子育てや人生にも当てはまりますよね。

 

 

一つの選択をしたということは、他を諦めたということだと

意識していない人がかなりいると感じています。

そして、ひとつのことをやり続けないで、

結果が出ないからといって

すぐに別の方法を探し始めてしまう人が多いと感じています。

 

結果が出るための時間は、人によって違います。

だから、井戸を掘り続けなければならないのに

その井戸を掘らず、違う井戸をまた新たに掘り始めてしまうのです。

 

結果が出るのって、水が沸騰するのに似ています。

水は、ずっと火にかけていなければ沸騰しません。

60度でも、70度でも沸騰しないのです。

そこで、なんだこのコンロ、沸騰しないや

といって、また、改めて別のコンロに乗せ替えてしまうのです。

 

でも、ずっと火にかけておくと

あるとき、いきなり沸騰し始めます。

沸騰するときは、一気に来るのです。

 

人の場合、それがいつ来るかはわからないのです。

沸点は、人によって違うのですから、

自分という井戸を掘り続ける必要があるのです。

 

 

 

「何かを諦める」

「猛烈な努力」

「自分という井戸を掘り続ける」

「水が出るまで掘ると決めたら、一気に集中する」

 

 

今日は、努力を続けることの大切さと楽しさを

学びました。

 

 

ちなみに

努力をし続けることを

 

精進

 

といいます

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